大の視点/「パソナテックのグローバルBPO」の報告

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SHIFTのみなさん

おはようございます。丹下です。

さて、昨日「パソナテックのグローバルBPO」というセミナーで、
お話してきました。
各企業の部長や役員の方に対してです。

他1名のゲストスピーカーは、スウィングバイ2020株式会社の海野社長でした。
この方、なんと元アクセンチュアの社長。
すごい、こんな人と並んで喋らせていただけるなんて。

お話した内容は、
「世界で戦う企業がなぜSHIFTにソフトウェアテストを依頼するのか」
というポイントでした。だいたい、こんな内容です。

【お話した内容の概要】
① 開発コストの削減と品質アップ
② エンジニアのモチベーションUP
③ 世界でソフトウェアを売るために、
 Made in Japanブランドを確立

①についてはみなさんご存知のように、
開発コストの削減といえばソフトウェアコードのモジュール化(部品化)や、
エンジニア単価の安い海外アウトソーシングだと思います。
開発部門の部長は、「もうすべてのコスト削減はやりつくしたよ」と思っていますが、
開発コストの約3割~4割はテストなんです。

これはエンジニアが従来やっていた仕事ですが、まだ誰もコスト削減に手を入れてない。
80万円/月というコストでやっている。
SHIFTに頼めば、今まで手を入れてなかったこの部分のコスト削減も実現できる。
そんなことをやっている会社なんて、他に無いんです。
そうなったら、SHIFTにテストを頼むのは当然ですよね?

また、②についてですが、自分で作ったソフトを自分でテストをするというのは、
エンジニアにとって骨の折れる作業です。
エンジニアのモチベーションダウンにつながっているんですね。
SHIFTは第三者検証としてテストを行うことで、そこのデメリットも解消すると。

そして、③。日本のソフトウェア産業は、現在その97%が国内需要によるものです。
50年も経てば日本の人口は1億2,000万人から8,000万人くらいまで減少するのに、
ソフトウェアの輸出率は、現在たったの3%なんです。

みなさん、知っていましたか?

かつて日本のソフトウェア生産高は、アメリカに次いで世界2位だったんです。
でも、今や中国やインドに抜かれています。今後は人口減で、さらに仕事が減っていく。

だから今から、世界で売れるソフトウェアを作って、
たった3%のソフトウェアの輸出率をこの10年で50%くらいまでにしないと、
日本は生き残ることができないんです。

世界でソフトウェアを売るということは、ヨーロッパやアメリカ、インドや中国という
優秀なエンジニアが作ったソフトウェアと戦わないといけないんです。

悲しきかな、日本人の多くがクリエイティブなソフトを作るのには向いていないのですが、
真面目にこつこつとテストをするのは得意です。

SONYやTOYOTAが世界中で売れるのは、品質が良いからなんです。
「Made in Japan」ブランドと言われる高品質の実現は、日本人のお家芸です。
ソフトウェア会社がSONYやTOYOTAになるためは、圧倒的な品質が必要なんです。

ソフトウェア産業においてその答えを出せそうなのは、SHIFTという会社しかないと
僕は思っています。安く、そして品質良くテストをすることができるのは、
SHIFTしかいないんです。

こんなことを、デモを踏まえて喋りまくってきました。

それから、講演の後、立食での懇親会がありました。

「本当に感動した。あの仕組みはどうやって作ったんですか?」って
「あの仕組みを中国に持って行って、会計処理業務に応用したい」
「販売代理店をしたい」「君の話は面白いね。資本は入っているのか?」

名刺交換をした人、お話をしたみなさんから嬉しい言葉をいただきました。
もう、事件です、これは。

でも、こんなに、色々な人に感動してもらえるのも、
テストマイスターのみなさんが、毎日一生懸命頑張ってくれているからです。

それを、僕が素直に報告しているだけなんです。本当にありがとう!!

そんな、テストマイスターのみなさんに感謝の意味も込めて
「テストマイスター祭り」やります!!

もちろんおごりなので、じゃんじゃん飲んで食べてください!!
本当にありがとう!

2010.07.17 Masaru Tange(丹下 大)

※「大の視点」とは、SHIFTの代表取締役社長である丹下 大が
 当時SHIFTメンバーに向けて送ったメールを一部社外公開向けに再編集したものです

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