大の視点/明けましておめでとうございます

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SHIFTのみなさん

明けまして、おめでとうございます!!丹下です。
今年もとにかく頑張っていきましょう。

年始の挨拶とかあまり得意じゃないのですが、少し思ったことを書きます。

昨年、2010年のSHIFTは、ソフトウェアテストという事業において大きな前進の1年でした。

たった15名だった会社が昨年の3月の時点で30名のテストセンターを開設し、
毎月15名ほど採用して5月に東京事務所を移転。9月には札幌テストセンターを開設し、
今では120名ほどの規模の組織になりました。

これも、みなさんのおかげです。

ソフトウェアテストというとまだまだあまり馴染みの無い業務ですが、
ソフトウェア開発を行うエンジニアの工数のうち、約3~4割がテストに割かれている
という現状があります。

SHIFTはこのソフトウェアテストを、
CATというツールを使って低コストかつ高品質でできる仕組みを作ったので、
お客様に感動を与え、仕事をどんどんいただけているんだと思っています。

昨年の年末には毎日のように案件のお問い合わせがあり、その中で実際に
案件に繋がったものが多くあります。

SHIFTという会社は、もともとは携帯の金型製作に2ヵ月かかっていた納期を、
2日まで短縮することを実現した、
製造業のエンジニア兼コンサルタント集団が創った会社です。

ちなみに、僕の前職でのコンサルタントフィーは、月額1,500万円でした。
(決して給与ではありません。笑)
エクセルとパワーポイントだけで、1人で年間約2億円を稼いでいました。

そして今は、製造業で培った生産管理ノウハウを、 ソフトウェアという世界に
吹き込もうと頑張っています。

自動車・家電といったモノづくりの世界では、Made in Japanというブランドが
世界中で有名なのに、ソフトウェアという世界では、日本人がソフトウェアを
作っているなんて、海外では誰も思っていないんです。

それは、日本産の自動車の輸出が全生産額の約60%なのに対して、
ソフトウェアの輸出はたったの約3%という事実があるからです。

これから人口が減っていく日本、ITがより当たり前になっていくこの世界で、
ソフトウェアを輸出できる商品にしないと、日本人は生き残っていけないんです。

そのキラーパスが、僕はソフトウェアテスト(品質保証)なのだと思っています。
日本に残すべき技術として。

今年は2008年のリーマンショックから2年が経ち、そのときに業界変化がおき、
そこから生まれた(SHIFTのような)新しい会社が伸びる年です。

あらゆる人が、そう言っています。
そのためには、みなさんの力が必要だと思っています。
一緒に頑張っていきましょう。

それと少し話は変わりますが、2011年、激動するソーシャルメディアの予言について、
米国ブログメディアのMashableがまとめたものを紹介します。
世界の動きを感じ取りましょ。
( ※出典:『米国発。2011年、ソーシャルメディアのトレンド予測』

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1. Social Networks in 2011 by Ben Parr
・Googleのソーシャルネットワークは、手ひどく失敗するだろう
・中途半端な規模になってしまったMySpaceは売りに出されるだろう
・Beboのオーナーは、また変わるだろう
・Facebookの上場は、2011年にはないだろう
・Twitterは、堅実だが代わり映えのない年になるだろう
・今年のソーシャルネットワークのトレンドはすばりモバイルフォトだろう
 
2. Social Media Marketing in 2011 by Tim Feriss
・YouTubeは、Yahooを凌駕するだろう
・Eメールは、よみがえるだろう
・大企業は、意味のない効果測定にお金を浪費するだろう
・広告と会話は、さまざまなコンバージョンレイトに影響を与えるだろう

3. Degital Advertising in 2011 by Jesse Thomas
・ローカル広告は、ふたたび地域と関係を深めるだろう
・Madison AevnueからSillicon Valleyへ。広告系の花形業種は移動するだろう
・インフルエンサーは、ソーシャルウェブにおけるセレブリティになるだろう
・新興ベンチャーから、新たなソーシャルメディアのスターが誕生するだろう
・ブランドは、よりメディア企業のようになるだろう
・Facebookの「Like」は、ブランドにとって重要になるだろう

4. News Media in 2011 by Vadim Lacruslk
・漏洩(Leaks)とジャーナリズムは、新たなメディア要素になるだろう
・多くのメディアで買収劇がおきるだろう
・タブレットオンリー、モバイルファーストを標榜する新しい企業が登場するだろう
・ローカルベースの新しい消費が発生するだろう
・ソーシャル vs 検索の競争が続くだろう
・海外特派員はなくなっていくだろう
・大手メディアは、独立系専門チームを束ねる巨大キュレーションとなるだろう
・ソーシャルでつくる物語(電車男のような)が、世の中に輩出されるだろう
・報道機関は、ソーシャルメディアをよりスマートに使いこなすだろう
・インタラクティブTVが、陽の目をあびるだろう

5. Mobile in 2011 by Christina Warren
・タブレットへの熱狂が、最高潮に達するだろう
・モバイルでの写真共有は、動画にまで広がっていくだろう
・HTML5アプリが急増するだろう
・Flashは、今後もモバイルでは重要な存在にはならないだろう
・Verizon版iPhoneが登場するだろう

6. Startups in 2011 by Jennifer Van Grove
・オブジェクト・タギング(QRコードなどのタグ化)が注目されるだろう
・エンターテインメントへのチェックインサービスが注目されるだろう
・オンライン・コミュニティが、デジタル体験において最も重要になるだろう
・よりプライベートなロケーションサービスが人気をあつめるだろう
・モバイル写真共有がブームになるだろう

7. Music in 2011 by Brenna Ehrlich
・会員制音楽配信サービスは人気が出るが、儲からないだろう
・多くのアーティストが、ソーシャルメディア活用に本腰をいれるだろう
・Music Videoは、引き続き発展していくだろう
・Ping(AppleのMusic Social Network)は、決して流行らないだろう
・音楽著作権は死なないだろう

8. Game in 2011 by Charlie White
・スマートフォンや専用ゲーム機など、モバイルゲームの需要が増えるだろう
・モーションゲーム用デバイスが、飛ぶように売れるだろう
・Flashは崩壊 〜 特にモバイルでは、HTML5が伸びるだろう
・WiiにはHD(高解像度)が必要だろう
・人気ゲームのリリースは遅れるだろう
・Appleが、家庭用ゲーム機分野に参入するだろう
・大ヒットiPhoneゲーム「Angry Bird」には、様々なバリエーションがでるだろう

9. Connected Devices in 2011 by Brian David Johnson
・どこにでも、スクリーン、スクリーン、スクリーン・・・
・次のコンピューティング環境は、ベッドだろう
・車は、あなたを運ぶモバイルデバイスとなるだろう
・人々は、やっぱりテレビが好き

10. E-Book Publishing in 2011 by Phillip Ruppel
・より高機能の電子書籍リーダーが登場するだろう
・デバイス戦争は、もうまもなく終わるだろう
・$9.99電子書籍(安売り)は、長くつづかないだろう
・今読んでいる書籍から次の関連書籍へ、アップセルするビジネスモデルが現れるだろう
・出版社は、(質の悪いコンテンツがあふれるため)より重要な立場になるだろう

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また、それに関連する動向として、
上記予測の中から以下の関連する事柄があげられると思います。

・インフルエンサーは、ソーシャルウェブにおけるセレブリティになるだろう
・タブレットオンリー、モバイルファーストを標榜する新しい企業が登場するだろう
・ソーシャルでつくる物語(電車男のような)が、世の中に輩出されるだろう
・タブレットへの熱狂が、最高潮に達するだろう
・スマートフォンや専用ゲーム機など、モバイルゲームの需要が増えるだろう

面白い2011年になると思います。共に、未知の開拓地へいざなう旅に出ましょう。

2011.01.04 Masaru Tange(丹下 大)

※「大の視点」とは、SHIFTの代表取締役社長である丹下 大が
 当時SHIFTメンバーに向けて送ったメールを一部社外公開向けに再編集したものです

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