想いを伝え、対話を重ねる。成長を生み出すリーダーが語る、組織づくりへの想い

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今回の「SHIFTではたらく人」は、SHIFTの流通領域をけん引する近藤。一時は数字が伸び悩んだ組織を立て直し、急成長を取り戻した裏側と、メンバーへの想いに迫ったインタビューをお届けします。


近藤

近藤

株式会社SHIFT  サービス&テクノロジー本部 品質サービス統括部 産業流通・通信サービス部所属(副部長)。
新卒入社した超大手SIerに15年間勤務し、流通系のSI事業に携わる。その後、2019 年にSHIFTへ。アカウントマネージャーとして入社後、わずか3ヶ月で組織長に抜擢。マネジメント力が高い評価を受け、社内アワードではマネージャー部門最優秀賞に選ばれたことも。


井出

井出(聞き手)
株式会社SHIFT 人事本部 人材戦略統括部 事業人事部 ビジネスディベロップメント人事グループ所属。
2019年3月にITも人事も未経験でSHIFT入社後、HRBPとして毎年100名ほどの採用に携わる。現在は、デジタルビジネス事業本部のHRBPとして、SHIFTのビジネスをさらに採用面から支援すべく奮闘中。
※以下取材内容は2021年8月時点のものです。

“品質のパートナー”として、お客様と対等に向き合えるやりがい


井出:
本日はインタビュー、よろしくお願いいたします!まずはSHIFTに入社してから、これまでの歩みを教えてください。

近藤: 2019年の入社当時、SHIFTの流通領域は、いつも数多くの案件が稼働しているとても恵まれた状況でした。しかし、私が組織長になって半年ほど経ったころ、コロナ禍の影響を受けて数字が伸び悩んだうえに、新規のお客様も極めて少なくなってしまい…。どのように予算進捗し、新規のお客様も増やしていくか、営業側も含めて対策会議を重ね、打開策を模索しました。正直なところそれまでは、私自身、組織長としての強い意志はなかったと言っていいと思います。この状況を打破すべく、まずは私が「絶対に数字を伸ばす」という強い意志をもち、メンバーも同じ意志で仕事に取り組めるよう、積極的に発言・発信するように。会議体を増やし、どの活動も「やりっぱなし」で終わらせず、PDCAを回すことをとにかく徹底していくうちに、営業もデリバリーも、徐々によい関係を築いていけたと思います。今年(2021年8月期)大きく数字を伸ばせたのは、その積み重ねが花開いたことの何よりの証明ですね。

井出:SHIFTの流通領域には、どんな面白さややりがいがありますか?

近藤:流通業界の大手企業であるお客様をはじめ、それに付随するSIer、開発ベンダー、コンサルファームなど、この業界のIT領域に携わる主要な企業と関わりをもてる環境は、SHIFT以外にはあまりないのではないでしょうか。しかも、SHIFTに対する「テスト会社」のイメージはいま変わりつつあり、プロジェクト推進やコンサルティング、それ以外の付帯サービスも含めて、“品質の相談役”のようなよきパートナーとしてお客様と対等に向き合うことができており、やりがいは十二分にあります。あとは、直近でいうとコロナ禍の影響からECサイトの立ち上げなどに関するご相談をいくつもいただいたり、世の中の動きに追随し、貢献できる喜びを幾度となく感じられるのは、ほんとうに魅力的な点ですね。

井出:SHIFTに入社したからこそ伸びたスキルや、得られた経験はどんなものがありますか?

近藤:ひとつは、提案力です。前職では開発がメインで、提案は時々やったことがある、という程度でした。でも、SHIFTはむしろ提案が定常業務。どういうものがお客様に刺さるのか、提案の骨子に思考を巡らせることが本当に多く、結果的に提案力は常に鍛えられていると思います。あとは、「来週には提案します!」といった話が飛び込んできても対応できる、即応性・即時性も自然と高まっていきました。組織長になってからは、組織に対するマネジメントを学びながら実践する毎日です。アカウントマネージャーたちへのレビューや相談対応を何度も経験し、「ワンポイントで相手の状況を捉え、アドバイスする」という力はかなりついてきたように感じます。指導したり、相談を受けたりするときには、あえて答えをすべて言わず、自力で考えてもらうことを大切にしていますね。

 


想いさえもっていれば、応えられる環境がある

井出:SHIFTの選考を考えている人へのアピールポイントはどんなところにありますか?

近藤:プロジェクトによって、SHIFTが向き合うお客様や担う役割、状況はほんとうに多種多様。チャンスがいくらでもあり、チャレンジできるフィールドは広大です。前線でどんどんチャレンジしていって、自らを高めていってもいいし、それらに対応できる組織をつくりあげていくのもいいし、活躍のしかたは人それぞれ。だからこそ、どのような想いを抱いているかが一番重要だと思っています。SHIFTは「想いさえあれば助けてもらえる」環境の会社。「どうなっていきたいか」「どうありたいか」もしくは「どう世の中に貢献したいか」といった想いをもって行動していけば、必ず思い描いた理想に近しいものは手に入れられると思います。あとは、目標設定や評価面談を定期的に行っているので、その都度、キャリアの確認をしていけることですね。私は上長として、メンバーが望むキャリアチェンジにはなるべく応えたいし、その先も見ていくべきだと思っているので、本人と一緒に適性に合ったキャリアを考え、成長していけるような環境づくりは意識しています。

井出:なるほど!SHIFTならではの強み、もっと教えてください!

近藤:SHIFTの強みは、ユーザーサイドにも、ベンダーサイドにもなれる「第三者の立場」に立てるところですね。先ほども少しふれましたが、SHIFTは「テスト会社」から役割をどんどん拡大していて、流通業界全体をフィールドにしようとしています。ユーザーまたはベンダー、どちらか一方の立場に偏ることなく、広い範囲でチャレンジしていけることは、ぜひ魅力に感じてほしいですね。SHIFTが向き合う「品質」は、どんなプロジェクトでも避けて通れないところですし、特に流通領域は、品質がお客様のサービスに大きな影響を与えかねません。難しい条件を乗り越えて、一定レベル以上の品質を保っていくやりがいは、SHIFT以外ではなかなか味わえないと思います。

 

 

メンバーたちには、魅力的な人材でいてほしい

井出:組織づくりについて、今後どのようなビジョンを描いていますか?

近藤:私が思い描く組織の理想像は、「規模が大きくなっても上から下への情報伝達がスムーズで、かつ現場が困った時には、すぐに相談が上にあがる組織」であり、そこを目指して日々組織づくりに取り組んでいるところです。また、いまいるメンバーたちには、組織の内外から「この人と一緒に仕事したいな」と思ってもらえるような、魅力的な人材でいてほしいですね。そういう気持ちって伝播して、もっとよい組織をつくりあげていくことにつながると思うので。

井出:「魅力的な人材」に育てるため、メンバーの方々にはどんな助言をしているんですか?

近藤: 目標設定面談などで顔を合わせたときに、その人の参考になりそうなメンバーを伝えるようにしています。先輩でもリーダーでもいいのですが、そういう存在の有無で、成長スピードは大きく変わってくると思うんですよね。ほかの人のよいところを吸収しつつ、それを自分のオリジナリティとも重ね合わせながら、より魅力的な人材に成長していってほしいです。

井出:ご自身についてはいかがでしょう?

近藤:これまで組織長として進んできた日々があっという間で、自分の伸びしろは未知数です(笑)。でも、決して限界はつくらずに、組織がもっている力を余さず発揮できるよう、支える存在でありつづけたいですね。自分の想いや考えはできるだけメンバーに伝えながら、SHIFTがお客様にとっての相談役やパートナーになるのと同じように、私がメンバーたちのよりどころになれるように意識しています。

井出:メンバーの一人ひとりと向き合うことを大切にしているのには、どういった思いがあるのですか?

近藤:はじめて組織のトップに立ち、メンバーへの評価を経営陣に伝えたとき、各個人の活動内容や成果はもちろん、性格など人柄も含めて把握しておかなければ、本当の意味でその人のことを語れないことに気づいたんです。それからは、各メンバーの情報を極力捉え、確認を欠かさないようになりました。私が直接採用に関わったメンバーはもちろん、他部署から異動してくるメンバーも含め、必ず私と直接話す場は設けるようにしています。本音を引き出すためにも、個別に案件状況などを聞かせてもらい、お互いの想いや考えを繰り返し伝え合うなかで、信頼関係が徐々に生まれ、メンバーの方から相談をもちかけてもらえるようになってきました。人間関係は一瞬で構築できるものではないので、ひたすら対話を積み重ねるしかないんですよね。それぞれの評価についても「なんでこんな結果なんだろう」と疑問に思われるところがないよう、なるべく背景を説明し、クリアにしています。私自身も、その部分は気になってしまうタイプなので、とにかくモヤモヤを残さないことが大切だと思っています。

井出:ありがとうございます!最後に、SHIFTへの転職を考えている方々にむけて、メッセージをお願いします!

近藤:SHIFTがお客様と一緒に流通業界を牽引していく存在となれるよう、仲間となっていただける方々のご応募をお待ちしています!

 

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