今回の「SHIFTではたらく人」は、大手SIerでキャリアを重ね、現在はSHIFTでSAPビジネスに携わっている萩原と木津。長きにわたりSAPに携わってきた2人が、活躍の場としてSHIFTを選んだ理由や、感じている魅力について語ります。
求めていたのは、思い描いたものを実現できる場所
冨田:本日はインタビュー、よろしくお願いします!まずはおふたりの簡単な経歴から教えていただけますか。
木津:大手電機メーカー向けの、システムの開発運用を担当していました。フルスクラッチの生産管理システムの導入展開や維持改善、運用保守も経験しましたね。
冨田:SAPに携わるきっかけはなんだったんですか?
木津:その生産管理システムをすべて、SAPに置き換えることになったんです。以降、すべての拠点でのSAP導入プロジェクトに奔走していました。当初は業務コンサルのようなポジションだったのですが、データ移行が目も当てられないような状況で…(苦笑)。最終的には、データ移行のリーダーと、プロジェクトのリーダーを兼務しましたね。
冨田:つづいて萩原さん、お願いします!
萩原:SIerには30年以上勤務し、SAPには20年ほど携わってきています。これまで、プログラミングはもちろんメインフレームからクラウド、職種としては開発担当、営業、部門長までひととおり経験してきています。そのなかでも、SAPコンサルタントとしてのキャリアが1番長いですね。
冨田:萩原さんはSHIFT入社前、SIerから化学メーカーに転籍されていたんですよね。
萩原:お客様(化学メーカー)から情報システム部門立て直しの依頼を受け、5年ほど、その部門長を務めました。SIer(売る側)の立場と、SIerから提案を受けるユーザー企業(買う側)の立場、両方を経験してきたことが、キャリアにおける特徴のひとつかと思います。
冨田:経験豊富なお二人が、転職を決意したきっかけを教えてください。
木津:先ほど話したSAP導入プロジェクトでの経験から、炎上防止や、工数削減につながる「データ移行サービス」を考えるようになったんです。しかし、それを実現できる環境が全然整っていなかったんですよね。自分が思い描くものが本当に正しいのか、試したい思いが強まり、転職を決意しました。
冨田:萩原さんはいかがですか?
萩原:化学メーカーで定年を迎えたとき、利き酒師の資格を活かして飲食業へ華麗に転身するか、IT業界で働きつづけるか悩んだんです(笑)。
冨田:そんな選択肢が…(笑)! 後者を選ばれたのはなぜですか?
萩原:サービスを買う側だった5年間、SIerからの提案や営業に「なんでもっとこうしないんだ!」と、もどかしくなることがすごく多くて。そのとき、「自分がSIerだったとき、お客様にこんな思いをさせていたのか」「ユーザー企業としてSIerと向き合った経験があれば、お客様にもっといい提案や対話ができるんじゃないか」と思い立ったんです。
SHIFTを知るほど、「テストの会社」というイメージが変化
冨田:たくさんの企業があるなかで、なぜSHIFTに入社を決めたのでしょうか?
萩原:ユーザー企業の視点から、新しいビジネスプランも見えたので、そのアイデアを求めてくれる会社を探したんです。いくつかの会社と面談したのですが、そのなかで、1番私の描いたストーリーに理解を示し、ともに議論できたのがSHIFTでした。「ここなら実現できる!」と感じたことが、最大の理由ですね。
木津:SHIFTって、テストばっかりしている会社だと思ってたんですよね。でも、実際に話を聞いてみると、SAPで新しいビジネスを模索していたり、データ移行サービスに近い構想もあると知って。「やりたいことができる!」と感じて、内定をいただいたときはすぐに入社を決めました。会社のタグラインどおり、「常識を変える」ことに一役買えるかも、とワクワクしたのを覚えています。あと、面接のたった2、3日後に内定したスピード感にも圧倒されましたね(笑)。
冨田:内定までの超スピードには、私も驚きました!(笑)萩原さんは、選考のなかでSHIFTへの印象の変化はありましたか?
萩原:私も「テストの会社」というイメージは強かったですね。面談を受け、自分でも調べていくうちに、さまざまなサービスを展開していること、さらに、グループ会社も多様な業種のプロフェッショナルがそろっていることを知ったんです。一般的なSIerよりもずっと広い範囲でお客様に支援ができそう、とイメージが変わりました。
「ほかじゃできないことができる」という面白さ
冨田:SHIFTに入社されたいま、どんな業務を担当されていますか?
木津:入社してすぐに、データ移行リーダーとしてアサインされたSAP導入プロジェクトにいまも入っています。別の案件ではユーザー側のデータ移行支援も進めていて、そのなかで、ずっと考えていた「データ移行サービス」の一部を試したりしています。まだサービスとして売り出せる形にはなっていませんが、やりたいことができる楽しさは日々感じています。「挑戦したい」という思いには、とても寛容で、積極的にサポートしてくれる会社ですね。
萩原:大阪地区のお客様をメインとするアカウントマネジメントと、営業の方との新規顧客開拓も担当しています。同時に、自身の経験を活かして、SAPの運用保守領域でいくつか、新しいビジネスの企画を進めているところです。
冨田:SHIFTのSAPビジネスに、どんな魅力を感じていますか?
萩原:ほかのSIerやコンサルファームがやりたがらないけれど、お客様のニーズがある部分ってあるんですよね。SHIFTは、そこにも「やりますよ!」と手を出して、お客様と膝を突き合わせて考えていくんです。その点で、SHIFTはIT業界のなかでもすごく貴重な存在ですし、価値があると思います。また、SAPはプログラムではなく人と話をするビジネス。プロジェクトに参画するメンバーが、機械的に要求にこたえるプログラマーではなく、人間的なコンサルタントへと脱皮していけるチャンスがあるのも、大きな魅力ではないでしょうか。
木津:僕も同じように感じていて、ほかじゃできないこと、やろうとしないこともSHIFTならできるのが魅力ですね。炎上している案件に切り込んでいくことも多くて、ほんとうに、IT業界の救世主になるような会社だと感じます。実際に働くなかでも、それは実感しますし、もっと知名度も上がってほしいと思います。
SIerでもやもやした思いを抱えている人は、ぜひ飛び込んできてほしい!
冨田:これからかなえたい夢や、抱いている野望を教えてください!
木津:SAPグループをもっと大きくして、大阪SAPグループをつくるのが野望です! そのなかでも、「データ移行なら、SHIFTに頼めばなんとかなる」というくらい、データ移行サービスを大きく育てていきたいと思っています。
萩原:いまの「テストといえばSHIFT」から、私が考えているSAPの新しいビジネスプランを形にすることで「SAPの○○○といえばSHIFT」という評価を業界内で勝ち取りたいですね。
冨田:最後に、SAPビジネスへのジョインを考えている方にメッセージをお願いします!
萩原:SAPに関する職種はコンサルタントだけだと思っている方も多いですが、SAPにも当然、上流の要件定義から下流の運用保守まで、一連の流れがあります。なので、上流工程の経験が少なくても大丈夫ですし、逆にテスト工程に苦手意識をもっていても、お客様と対話するアカウントマネージャーとして活躍できるかもしれません。まだまだたくさん、仲間を求めています。自分の経験をあまり気にせず、ぜひ来てほしいなと思います。
木津:本当にそう思います!SIerで、「もっとこうしたい」「こうしたらよくなるのに」と思っているのに実現できず、もやもやしている人なら、飛び込んできてほしいですね。
冨田:「SHIFTならやりたいことが実現できる!」というメッセージにあふれたインタビューになりました!おふたりとも、ありがとうございました!
※取材内容は2021年8月時点のものです。