寝具メーカーの営業からエンジニアに!未経験から成長できた理由とは?

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IT未経験者(第2新卒)をぞくぞく採用するSHIFT。
まったくの異業種からエンジニアへと転身した彼らは、実際どのような成長を遂げているのか?
いまの活躍の背景にある、想いや経験に迫ります!


中村

中村

サービス&テクノロジー本部 品質サービス統括部 エンタープライズサービス部 SAPサービス1グループ所属。
寝具メーカーの法人営業担当からキャリアチェンジし、2019年にエンジニアとしてSHIFTに入社。現在はテスト設計者として活躍中。従業員アワードでは、「SHIFTのクレド(行動指針)を体現して成果をあげ、社内外から高評価を獲得している人」に贈られる『SHIFTER賞』を受賞!第2新卒入社組のエースという呼び声も高い。


平澤

平澤(聞き手)

株式会社SHIFT 人事本部 人材戦略統括部 採用開発室所属。
前職も人事として新卒採用に従事し、年間採用500名規模でのリクルーター業務、採用設計、戦略戦術の立案から実行まで広く携わる。2021年6月にSHIFTに入社後、ネットサービス部のHRBPとして中途採用を経験、22年3月より採用開発室に異動し、全社横断での採用活動に日々奮闘中。

寝具メーカーの営業から、未経験でIT業界へ。
「転職する不安」よりも大きかったのは…

平澤:新卒で入社した寝具メーカーから、未経験のIT業界へ。かなり思い切った選択ですが、最初に転職を考えはじめたきっかけは何でしたか?

中村:寝具業界に対して、強い危機感を抱いたことが大きな理由です。寝具業界の国内市場規模は横ばい、海外進出も困難で、成長は頭打ち。どうしても、明るい将来は思い描けませんでした。

平澤:なるほど…。売上をつくる営業職だったからこそ、業界の現状もリアルに感じとれたのかもしれませんね。

中村:さらに不満だったのが、成果をあげても報酬に還元されにくい、前職の会社の仕組みです。業績と連動して賞与が減り、前年の年収を下回ることも…。「この業界と、会社を出るしかない!」と決意し、転職活動に乗り出しました。

平澤:そんな環境では、モチベーションを保っていられませんね(汗)。とはいえ、人生ではじめての転職。新卒から働いた業界・会社を飛び出すことに、不安はありませんでしたか?

中村:転職する不安よりも、モチベーションを保てない環境にいる不安の方が圧倒的に大きかったですね。だからこそ、転職先は成長している業界で、業績に左右されない評価制度があり、頑張りが給料に反映される会社を中心に探していきました。

平澤:そう考えていくと、経験を活かした「成長業界での営業職」が転職先として思い浮かびそうですが、IT業界のエンジニア職を目指した理由はあるんでしょうか?

中村:実は、営業職は離れようと心に決めていたんです(笑)。

平澤:ええっ!

中村:法人営業で成果をあげてはいたのですが、数字を追いつづけることに少し疲れてしまって…。営業職として送った日々を振り返ると、私は商談より、事前リサーチや資料作成など、細かくて緻密な作業に向いていると気づいたんです。得意な領域の業務で、頑張りが給与に反映されることが理想的だと考えていました。

平澤:改めて自分の適性と向き合い、エンジニア職を選んだんですね!ちなみに、前職でもSHIFTでも変わらない、仕事のなかで大切にしていることはありますか?

中村:「何事にも、真面目に向き合うこと」。これだけです!

平澤:ド直球で本質ですね!

中村:はい(笑)。仕事って、信頼の積み重ねだと思います。お客様や、SHIFTのメンバーから信頼を寄せてもらうためには、ひとつひとつの仕事と真面目に向き合い、とにかく真摯に対応していくしかありません。

平澤:その気持ちが、中村さんのブレない軸になっているんですね。絶え間ない努力と成長をつづける中村さんのルーツに、少し迫れた気がします!

ギャップも、悔しい経験も、成長の糧に!教育制度もフル活用

平澤:エンジニアとして実際に働いてみて、感じたギャップはありますか?

中村:エンジニアって、一人で黙々と作業しているイメージだったんです。でも入社後、業務内のかなり多くの時間をコミュニケーションに費やすことに驚きました!前職ではこんなにミーティングをしなかったので、最初はチーム内、お客様含め、適切なコミュニケーションをとる難しさに悩まされましたね(苦笑)。

平澤:IT未経験の方からすると、エンジニアはずっとPC画面とにらめっこしているイメージが強いですよね。もちろん、間違ってはいませんが…(笑)。

中村:本当にそうですね(笑)。大きなプロジェクトほど関わる人数も多くなり、ほんのわずかな認識の齟齬からプロジェクトが遅延し、あらぬ方向に転んでしまいます。…でも、逆に考えれば、コミュニケーション次第で、仲間のパワーを最大化が出来るということ!コミュニケーションの重要性を前向きに捉え、「クローズ/オープンクエスチョンの使い分け」「発言の客観視」など、スムーズなキャッチボールをしやすい方法を自分で学び、身につけていきました。

平澤:何事にも真面目に向き合う、中村さんらしいです!では、SHIFTで働いてみて、1番ハードだったことと、1番達成感があったことを教えてください。

中村:プロジェクトを上手く進められず、メンバーに負荷をかけてしまったときは、かなりハードでしたし、悔しかったですね。お客様とのコミュニケーションや周囲への配慮不足など、反省点が数えきれないほどあります。でも、この苦い経験が、「同じ状況をつくらないように、成長したい!」という気持ちに火をつけました。そこから少しずつスキルを磨き、いまでは難易度が高いプロジェクトの遂行も、システムの品質向上もしっかりやり切れていると思います。

平澤:おお、悔しさも成長のバネに!IT業界で働くことで、なにかご自身に起きた変化はありますか?

中村:前職で自分が培ってきていた、業界問わず通じるポータブルスキルを再認識できたことは大きかったですね。営業職として数字をつくる逆算の力、商談での胆力、ニーズを汲んだリサーチや提案力などは、いまの自分を支えてくれています。

平澤:キャリアチェンジしても、それまでの経験は絶対に無駄にならないですよね。改めて、中村さんが仕事に食らいつきつづけるモチベーションの源はなんでしょうか?

中村:お客様のシステム品質向上を通して、社会に貢献している大きなやりがいを得られることですね。さらに、頑張った分は確実に報酬に反映されるSHIFTの評価制度のおかげで、毎日テンション高く働けています!

SHIFTで、ロールモデルをつくる側に!大胆なキャリアチェンジの次の目標

平澤:中村さんが感じている、SHIFTの魅力を教えてください!

中村:一つは、スピード感です。コロナ禍が広がりはじめたとき、SHIFTはいちはやく在宅勤務への切り替えを進めました。SHIFTのトップが最前線でお客様に掛け合い、従業員が安心して働ける環境を整えてくれたんです。組織が大きくなっても経営層がしっかり現場のことを考えてくれていることを実感し、「SHIFTを選んでよかった!」と確信しました。

平澤:危機的状況下で、いかに迅速に意思決定するか、というところに企業の強さが出ますよね。ほかにはどんな魅力がありますか?

中村:教育制度も、かなり私が好きなポイントですね。SHIFTの教育制度の考え方は、「成長意欲がある人に、教育やチャンスを提供する」というもの。成長に必要だと思うものに自ら手を伸ばして学ぶ環境なので、同じ目標に向かう仲間同士で、熱く切磋琢磨することができています。

平澤:中村さんはSHIFTの教育制度をフル活用して、成長されていますよね!では、次の1年で成し遂げたいことはなんですか?

中村:第一に、SAPの知見を深め、スペシャリストを目指していっそう技術を磨きたいです。あとはもう一つ、SHIFTなら若手社員でも思いっきり活躍できることを、自分の姿を通して体現したいです!未経験採用のファーストペンギンとして、後輩社員のロールモデルになっていけたらうれしいですね。

平澤:すばらしいです!その目標を掲げるきっかけは何だったんですか?

中村:尊敬する女性上司の方がつね日ごろ、「女性社員のロールモデルになる!」とおっしゃっていたんです。最初は、その方にただ憧れていましたが、だんだんと「私もロールモデルを待つのではなく、つくる側になりたい」という気持ちが芽生えてきたんです。

平澤:待つのではなく、つくる側!

中村:実は最近、プロジェクトメンバーから「中村さんみたいな人になりたいです!」と言ってもらえたんです。本当にうれしかったし、次の「ロールモデルになる人」を育てていけるような、キーマンになっていきたいと思うようになりましたね。

平澤:SHIFTでの出会いをきっかけに、新たな将来像も見えてきたんですね!では最後に、転職に悩んでいたころの自分にアドバイスが出来るとしたら、何を伝えますか?

中村:未経験の業界に飛び込むには、大きな勇気が必要です。でも、いままでの経験は絶対に無駄にならないので、思い切って門を叩いてみてください。3分前は過去で、いまが一番若いとき。チャレンジはとにかく早く、どんどんしていきましょう!

平澤:ありがとうございます!ぜひ、これからも「未経験の常識」を変えていってください!

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