大の視点/今日はSHIFTの設立記念日です

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SHIFTのみなさん

おはようございます。

さて、みなさんご存知のように、
8月5日~6日にかけてSHIFTは赤坂ツインタワーに引っ越しました。

2005年9月に、たった一人で自分のマンションの一室から創業したSHIFTも、
創業6年で今や従業員数は120名にもなり、
東京だけでなく、札幌まで活動の場が広がっています。
そして、昨年引っ越した事務所も、なんとたった1年で移転です。

-2005年9月
渋谷区富ヶ谷のマンション
-2006年7月
品川区西大井のインキュベーション施設に移転(たった3坪)
-2007年10月
港区麻布台のオフィスに移転(25坪)
-2010年5月
港区虎ノ門の現オフィスに移転(50坪)
札幌テストセンター開設(40坪)
-2011年8月
港区赤坂の新オフィスに移転(120坪)

これも、全てみなさんが
日々営業やデリバリーを行い、
お客様との信頼を勝ち取ってくれたからだと思っています。

本当にありがとうございます。僕は、いつも言っているように、
SHIFTを「日本を代表するサービスを創った」という会社にしたいと思っています。

設立から丸6年経ちましたが、まだまだ、
人間でいうところの、小学校に入学した程度ですかね。

これから文字を覚え、算数を覚えていくレベルです。ただ、今のSHIFTは
それよりか成長しているかな。僕のイメージでは、小学校の高学年くらいです。

さて、昨日、西大井にある「創業支援センター」で開催された
1年に1回の同窓会に行ってきました。

ここは、品川区が運営するベンチャーインキュベーション施設で、
創業間もない会社が事務所を構える場所です。
SHIFTも2006年~2007年の間の1年間だけ、お世話になりました。

2005年に創業して、マンションの1室から始めたSHIFT。
やっと人が雇えるようになった頃、事務所が自分のマンションだと恥ずかしいので
たった9平米(2畳分)ではありますが、この場所を借りました。

賃料はたったの3万円。品川から1駅で賃料が安いので入居倍率が高く、
品川区の役人方に頑張ってプレゼンしたことを、今でも覚えています。

24時間のエアコン代も賃料に含まれていたので、よく、夜遅くまで仕事をしていたのを
覚えています。

さて、話は戻りますが、その同窓会でSHIFTは“「創業支援センター」で
最も大きくなった会社”と紹介され、とても光栄に思いました。

なんせその「創業支援センター」にいた時は、従業員数はたった4人でしたから。
今は、総勢120名程度になっていますね。この4年間で。

また、その同窓会では、
某マスコミ社の方を特別ゲストとして迎え、講演をしていただきました。
この方のお話を聞きながら、僕はふと韓国の国家戦略のことを思い出しました。

韓国のドラマやアイドルが日本で大旋風を巻き起こしているのは、
みなさんご存知かと思います。

僕も、少女時代は毎日のようにPVを見ていましたから(笑)。
でも、実は、あれは韓国の戦略なんです。

韓国のドラマは、無料で世界中のTV局に配信されました。
アメリカでも、通常、TV番組は、コンテンツとしてTV局が仕入れます。
日本では、ドラマを1話制作するのに約数千万円かかります。

それだけお金をかけてヒットしなかったらまずいので、
時には海外の人気ドラマなどを仕入れてきたりするわけです。

でも、韓国のドラマの戦略は、そういった番組を見飽きた人に、
他のTV局と差別化するために無料でコンテンツを提供します。

これで何が起きるかというと、韓国のドラマを見た人は、最初は違和感を覚えながらも、
その世界観に入りこみ接触時間が多くなると、親近感に変わり、韓国のことが好きになります。

そして、今の韓国ブーム。

少し、話がとびますが(引かないでください)、戦争の無くなった世界で
食糧や労働力を手に入れるためには、僕は言語力だと思うのです。

これはみなさんに言わなくてもご存知のように、インターネットの世界でも
どんどんグローバル化が進んでおり、国を越えて色々なサービスが使われています。

つまり、新しい経済圏は国という国境じゃなく言語圏で決まるのです。

何が言いたいかというと、英語が世界人口No.1なのですが
日本が、もし世界でイニシアティブを獲りたいとするなら
日本語を世界に広めないといけないのです。

それか、日本が英語に染まるか。
(中学校のときから、こんなことをずーっと考えていました)

……すみません、極端な例なので、引かないでくださいね。

もしも、僕が首相だったら。
日本のトップセールスマンになって、世界中の国に日本の技術を売りまくります。
(新幹線、ビル、飲食文化、省電力技術、環境技術など……)

その最前線の戦略に位置付けられるのが、コンテンツです。
つまり、世界で通用する漫画・アニメ・ゲーム・ドラマ・インディーズバンド、
相撲などのコンテンツを無料で配りまくり、日本語を浸透させます。

それから、日本の技術を売ると。
そうすると、日本に労働力が足りなくなってくるので移民を受け入れます。

すると、どうしたって人種差別や犯罪が増えてしまうので、
税金は道路を作るのに使うのではなく、セキュリティとそうした問題に使うと。

それと、コンテンツの世界配信に。
と、創業の日に、そんなことを思いながら、昨晩は寝ました。

2011.09.07 Masaru Tange(丹下 大)

※「大の視点」とは、SHIFTの代表取締役社長である丹下 大が
 当時SHIFTメンバーに向けて送ったメールを一部社外公開向けに再編集したものです

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