IT未経験者(第2新卒)をぞくぞく採用するSHIFT。まったくの異業種からエンジニアへと転身した彼らは、実際どのような成長を遂げているのか?いまの活躍の背景にある、想いや経験に迫ります!
「プロジェクトマネジメント」という職種の出会いが、SHIFTとの出会い。
平澤:イベント会場の運営からITエンジニアへ。思い切ったキャリアチェンジですが、最初に転職を考えはじめたきっかけは何でしたか?
中西:「自分がやりたかった仕事と、少し違うかもしれない」という違和感からでした。
平澤:どういった違和感でしょうか?
中西:前職は個人で営業し、成果をあげていく仕事のスタイルでした。大学時代に舞台や演劇の制作、舞台監督をしていたこともあり、チームみんなで、同じゴールに向かって進める組織で働きたいと思うようになりました。
平澤:なるほど。そこから、すぐに転職活動をはじめられたのでしょうか?
中西:違和感を感じつつも、すぐには動かなかったですね。最終的にはコロナの影響で、イベント関連の仕事がなくなってしまうのではないかという不安で転職活動に踏み切りました。
平澤:はじめての転職ですが、不安はありませんでしたか?
中西:転職に対する不安はほとんどなかったです(笑)。前職でやり残したことはなく、「必ず転職する」という覚悟をもっていました。
平澤:強い意志を感じますね。転職の軸も含めて、どんな会社に入ると考えていましたか?
中西:「チームでプロジェクトを成し遂げる仕事」を軸に考えていました。当初、IT業界は考えておらず、広告代理店、イベント企画系の会社などを幅広く探していましたね。
平澤:IT業界との出会いが気になります!
中西:エージェントからの紹介です。プロジェクトを通して、さまざまなメンバーと協力して、ゴールに向かっていく仕事がITで出来ることを初めて知りました。
平澤:視野を広げてくれたエージェントには感謝ですね。
中西:転職軸が目的ではなく、手段になっていたことに気づかされました。SHIFTは業績が右肩上がりで、仕事を失う心配をしなくてもいいことも大きかったです。
平澤:IT業界で、SHIFT以外に候補はあったのでしょうか?
中西:SHIFTだけでした。私はプログラミングの凄い人になりたい訳ではなく、プロジェクトマネジメントに魅力を感じていたので、SHIFTの環境を知ったときから、迷いはなかったです。
これまでもこれからも大事にしたい、「まずはやってみる」。という姿勢
平澤:入社後に感じたギャップはありましたでしょうか?
中西:「定量」で伝えるということに関して、想像以上にシビアだったことですね。プロジェクトの進捗報告MTGでは、根拠に基づいた計画が必要とされ、曖昧な定性情報では通用しないと感じました。
平澤:そのギャップは、どのように乗り越えられたのでしょうか?
中西:各作業の解像度が低いことが問題でしたので、それぞれ可視化に努めました。上司の考えを徹底的に盗み、自分の仮説をアウトプットすることを繰り返しましたね。
平澤:可視化はSHIFTのDNAですもんね。
中西:前職でも進捗管理の経験はあったのですが、全て感覚で行っていたんです。暗黙知を形式知としてアウトプットするだけで、こんなにも変わるのかと衝撃を受けました。
平澤:数字や定量化することに対して、苦手意識はありませんでしたか?
中西:難しいですよね…。胸を張って得意と言えるレベルではなかったです。ただ、出来るようになることへのメリットに目を向けました。
平澤:非常に気になりますね。
中西:可視化や定量化は、「なんとなくできる」からの脱出だと思っています。作業を正しく理解することで、隠れたタスクや作業の漏れがなくなり、工数を見立てる精度が向上。作業が一つ一つ整理された状態であれば、他のメンバーにも不安なく任せることが出来るし、正しく教えることにもつながります。
平澤:メンバーを導くマネジメントラインに進むのであれば、磨き上げたいスキルですね!
中西:はい、自分がなりたい姿に近づくには欠かせないスキルだと考えて、日々業務に取り組んでいましたね。
平澤:ではSHIFTで働いてみて、1番大変だったことについて教えてください!
中西:本番リリース前のテスト工程にもかかわらず、ドキュメントが揃っていないプロジェクトに参画したことです。ないものを作り上げる必要があるため、エンドユーザーの操作マニュアルからシナリオを読み取りました。そこから、画面の遷移を想定してテストケースに落としこむことは非常に骨が折れましたね。
平澤:想像するだけで大変そうです…。どのように切り抜けられたのでしょうか?
中西:計画やスコープを柔軟に調整することは勿論、タスクの優先順位をつけて、お客様と認識を合わせするところに時間を費やしました。くわえて、「まずはやってみよう」と、困難さえも楽しむというSHIFTのカルチャーに気持ちを乗せました。
平澤:結果が気になりますね。
中西:本番リリースまでにクリティカルな不具合を解消できたことで「とてもありがたかった」というお褒めの言葉をいただけました。また、S-1グランプリ(※)で2位に選ばれるなど社内での評価も高く、自信に繋がったことを覚えています。
(※)SHIFTのデリバリー部門内のプロジェクトコンテスト。サービスの創出・改良、顧客拡大・新規開拓など、高い成果を上げたチームがプレゼン発表を行い、経営陣がその審査と表彰を行う。
営業というバックグラウンドを活かし、自分の強みに磨きをかける
平澤:SHIFTの魅力について教えて欲しいです!
中西:価値観や大事にしたい軸が自分と合っている点です。「まずはやってみる」という考えを体現できる環境は、私にとって何よりも惹かれるところです。さらに、プロジェクトを経験するなかで、複数の上司からフィードバックを貰え、それぞれから考え方や知識を吸収できるところが良いなと思います。
平澤:幅広いインプットがあり、それを存分にアウトプットに活かしていけそうですね!他にはありますか?
中西:同期の存在ですね。入社後研修で仲良くなって、ご飯会やチャットなどで、定期的にコミュニケーションをとっています。他のプロジェクトの状況が知れることは勿論、同じ目線で話せて、気持ちを分かち合える仲間には日々感謝しています。
平澤:それでは、次の1年で成し遂げたいことについて教えて下さい!
中西:前職の営業経験を活かして、お客様の不安をキャッチし、それを汲んだ提案ができるようになりたいと思っています。
平澤:そう思われたきっかけが気になりますね。
中西:お客様との定例MTGで「お客様が気にされている部分を汲み取れきれていないのでは」と感じたことがありました。議事録をさかのぼり、周囲への情報収集を重ねた結果、「ユーザーにとっての使い心地」をとても重視されていることが見えてきたんです。
平澤:小さな違和感を見逃さなかったんですね。
中西:気にされているポイントを踏まえたご提案やディスカッションの場を設けることで、お客様は非常に喜ばれたことが印象的でした。
平澤:自分のアピールポイントを認識した瞬間ですね!
中西:お客様が必要としている情報を察知することは、前職の営業経験で培った力です。気づきをふまえた行動と提案は、営業のアレンジメントと変わらないので、自分の武器として伸ばしていきたいです。
平澤:最後になりますが、転職に悩んでいるときの自分にいま一つアドバイスが出来るとしたら何を伝えますか?
中西:何事も最初は未経験なので、直感を信じて挑戦し、その中で自分のアピールポイントを見つければよい!です。
平澤:いま悩んでいる方の背中を押すような、心強いひとことありがとうございます!是非、中西さんと同じような軸、価値観をお持ちの方は、SHIFTに飛び込んでいただけたらと思います!