こんにちは、ビジネストランスフォーメーション事業本部 品質・技術統轄部 技術推進部 技術推進グループの上野です。
6/28(金)にSHIFTのCaféスペースで「POStudyナイト#03 ~プロダクト責任者への道 2019~」が開催されました。
POStudyナイトは、国内のスクラム/アジャイルに関するコミュニティPOStudy:プロダクトオーナーシップ研究会の協力を得てSHIFTの有志メンバーが運営に携わる勉強会です。講師に関満徳氏をお迎えし、2019年4月から1年間を通じて全12回の開催を予定しています。
講師 関 満徳 氏
グロース・アーキテクチャ&チームス株式会社
プロダクトオーナー支援スペシャリスト
ITサービス開発のコンサルティング、開発、運用を一貫して手掛けながら、「顧客価値の創造」と「持続可能な仕組み創り」をテーマとしたアジャイル・プロダクトマネジメントのワークショップデザインを数多く実施。全国各地でファシリテーターとしても活躍。
これまでの開催回についても、参加レポートを公開していますので是非ご覧ください。
・第一回
・第二回
今回のテーマは「バックログについて、プロダクト責任者視点で考えよう」でした。
開始前から軽食とお酒を楽しみながらネットワーキングが行われ、場がだんだんと熱気と期待感に包まれ始めたところで、ワークショップがスタートしました。
最初に、各自「バックログでもやもやしていること」について書き出し、それをグループ内で共有しました。
POの皆さんはプロダクトづくりに毎日向き合っているからこそ、たくさんのもやもやを抱えているようです。私のグループでは、バックログの作成に関する悩みと、バックログをメンテナンスしていく際の悩みに大別されました。
続いて、関さんからあるプロダクトの構想が共有されました。それは、「イベントやコミュニティで、会うべき人に会えるツールを作りたい」というもの。イベントで出会った参加者同士でその後のアクションにつながるような、そんな出会いをサポートするためのツールのバックログを作ることになりました。
さっそくやりたいことに従ってバックログアイテムを書きだすのかと思いきや、そんなことはありません。「そのツールはどういうシーンで使われるのか、誰が使うのか」を考え始める人もいれば、「なぜそのプロダクトを作るのか」について考え始める人もいました。普段の仕事のやり方やロールが垣間見える一瞬です。
グループで共有のあと、関さんから「このプロダクトはこのままでは絶対に失敗する。やるべきことはプロダクトバックログを整備し、機能一覧に落とすことではない」とヒントがありました。
その後のグループワークは、「なぜこのプロダクトを作るのか」について、議論が白熱していきました。どのグループにも、バックログとの向き合い方についての深い学びがあったようです。
私は普段業務でスクラムマスターをしていますが、PO支援の在り方を改めて考えさせられる、非常に印象深い回となりました。
当日の様子や成果物はすべて公開されていますので、こちらもチェックしてみてください!
・バックログでもやもやしていること
・「イベントで会うべき人に会える」ツールのバックログを作成してみよう
・プロダクト責任者として、どうバックログに向き合えばよいのか?
・ふりかえり
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