自動化Night オンライン 開催レポート

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こんにちは!品質・技術統轄部のMです。2020年9月29日に技術勉強会イベント「自動化Night オンライン」が開催されましたので、その様子をご紹介します。今回は「APIテストとその自動化」というテーマに絞って開催させていいただいたのですが、専門的な内容にも関わらず、たくさんの方にご応募・参加いただき、ZOOMでの開催形式としては過去最高の参加者数となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

APIテストについて

ブラウザやアプリを実際に動かすGUI自動テストは自動テストの花形ですが、実行速度、テスト作成コストがかさむといったマイナス面ももっています。API自動テストでは、これらのマイナス面を解決できる特性をもたせることができるので、昨今のアジリティを求める開発現場/テスト現場では、GUIテストよりもAPテストの自動化がより求められてきています。

発表セッション

セッションは全部で3つ、すべて発表形式で行われました。発表後に質疑応答時間を設けて、発表者への質問はsli.doを使ってオンタイムに受け付けて随時回答していただく、というインタラクティブな形式で行いました。

トップバッターは、技術推進部のOさんでした。タイトルは『APIテストの基本のキ』。

ということで、まずはWeb APIとはそもそも何か、そのテストはどのように行われるのか、といったところを詳しく説明していただきました。

目に見えるテストを自動化するGUIテストと違い、見えないところ(バックエンド~フロントエンド)の仕組みから、APIテストを行う意義を説明することで、Web API初心者の方にも非常にわかりやすかったのではないかと思います。

2番手は、同じく技術推進部のIさんから。題して『アジャイルプロジェクトにKarateを導入してみた』。

ここ数年話題になっているAPI自動テストツール「Karate」で導入されている案件事例についてお話していただきました。単体テストでKarateを活用されているということで、導入や使用感、そして他のツールとの比較についても少し話題を広げていただき、APIテスト自動化のツールを検討している方にはためになるお話だったと思います。また単体テストにも3桁を超す膨大なパラメータのテストスクリプト管理の話は、かなりしびれました。

3番手は、技術推進部からNさん、タイトルは『SHIFT謹製のAPIテストツール Ballistaとは?』

SHIFT謹製のAPIテスト自動化ツールBallistaついて解説していただき、そのあと実業務での事例についてお話をしていただきました。こちらの現場ではシナリオベースでAPI自動テストを運用されており、Frisby + Jest をベースにしたBallistaでどのようにシナリオテストをライティングしているのか、課題感や使用感を含めてお話しいただきました。
各セッションともにsli.doをオンタイムな質問ボードとして活用することで、掘り下げた質疑応答が繰り広がられたと思います。途中時間がなくなったため、残念ながらディスカッションを打ち切りさせていだきましたが、参加者のみなさんのAPI自動テストに対する注目度の熱さを感じました。

「自動化Night」とは

SHIFTにおいて自動化案件を担当していたり、自動化に興味がある人が集まって行うトークイベントです。こんなテーマを取り上げて欲しい、発表をしてみたい(他薦自薦問いません)というご要望がございましたら、ぜひお問い合わせください。次回の「自動化Night」は11月を予定しています。

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