テストマイスターのみなさん
丹下です。
毎日、たくさんのテストケースをこなしていただき、ありがとうございます!
お陰様でお取引のあるお客様方には、SHIFTのサービスに大変ご満足いただいています。
3月から運営をし始めたテストセンターですが、はや1カ月がたちました。
テストマイスターとして多くの方に入社いただき、本当にありがとうございます!
さて、先週の金曜日に新しい椅子が導入されましたが、如何でしょうか?
みなさんが働きやすい環境を提供するのも経営者としての役目だと思っており、
今回は、新品の椅子を購入することにしました。
軽くて、座り心地が良さそうですね。
少し難しい話になりますが、
車もカーナビもウォークマンもiPhoneも、
ソフトウェアによって動いているものの
比率が世界中ですごく増えています。
特に日本のソフトウェア産業の
市場規模は10兆円以上と言われており、
その2割~3割、多いときは約4割が
ソフトウェアテストにあたるとも言われています。
製造業のとある企業では、年間200億円の開発費のうち、
なんと40億円ほどの費用がソフトウェアテストに割かれていると言います。
ソフトウェアの開発自体は中国やインドなど
労働力の安いところに流れつつあり、
僕は結局日本で残るのは、
要件管理と受け入れテストだけになると思っています。
かつての日本企業の作る自動車・電気製品は
「安いのに品質が良い」と評判になり、世界中の市場を席巻しました。
特に自動車は、日本で製造されたもののうち約60%が海外で売られていたほどです。
一方、ソフトウェアという分野では、
日本で作られたソフトウェアが輸出されている割合はたった3%。
これの何が問題なのかというと、
あと50年で人口が1億2,000万人から4,000万人程度に減少する日本は、
これからは海外でお金を稼いでいかないと生き残っていけないんです。
僕らが目指すのは、世界を席巻した
モノづくりのノウハウをソフトウェア産業に応用し、
Made in Japanのソフトウェアを世界中で売りまくれる世界。
SHIFT自体はソフトウェアを開発する企業ではないけれど、
その世界を実現する、お手伝いをする企業でありたいと思っています。
今回、その先駆けとして、
「日本で一番元気なテストセンター」を今年の3月に創りました。
みなさんは坂本竜馬が開国を唱えた明治時代に生きる、若者だと思ってください。
新しい取り組みを始めた時代に生きる、先進的メンバーの一人です。
まだまだデフレが強い日本経済ですが、
この先進的なテストセンターをもっともっとアピールして、仕事を取ってきて、
みなさんがこれからもたくさんお金が稼げるよう、とにかく良いものは見せていきたい。
そのために、ぜひともご協力をお願いいたします。
「日本の未来を創る」ために、一緒に船に乗りましょう。
現場の改善点も、
どんどん業務報告で書いてください。
そこに、ソフトウェア産業の答えがあるから。
よろしくお願いいたします。
2010.04.20 Masaru Tange(丹下 大)
※「大の視点」とは、SHIFTの代表取締役社長である丹下 大が
当時SHIFTメンバーに向けて送ったメールを一部社外公開向けに再編集したものです