こんにちは。
ビジネストランスフォーメーション事業本部 品質・技術統括部 技術推進部の佐藤です。
突然ですが、POStudyをご存知ですか?
POStudyは、アジャイルやDevOpsの時代の流れを汲んだプロダクトマネジメントについて、
もっと探究したいプロダクトオーナー/プロダクトマネージャーの為の社外コミュニティです。
講師 関 満徳 氏
グロース・アーキテクチャ&チームス株式会社
プロダクトオーナー支援スペシャリスト
ITサービス開発のコンサルティング、開発、運用を一貫して手掛けながら、「顧客価値の創造」と「持続可能な仕組み創り」をテーマとしたアジャイル・プロダクトマネジメントのワークショップデザインを数多く実施。全国各地でファシリテーターとしても活躍。
POStudyと共にプロダクトマネジメントを盛り上げていこうということでSHIFTと1年を通して、一緒に外部向けの勉強会「POStudyナイト」を開催していきます。
普段テストするプロダクトをどのように作るかを知ることでより深いテストができるようにという意図もありますが、「プロダクトを作り出す」は普段できない経験です。
経験値を貯めるためには勉強会をやってみるのが近道です。
業種が違う人や経験の差。役割の差が違う人と会話ができる機会ってそんなにないのです!
さらに社外の人と情報交換という機会はもっとない。
※プロダクト責任者とは、プロダクトの決裁権を持つプロダクトオーナーのことを指しています。
今回は、2019年4月22日(月)に開催した第1回の様子を報告します!
社内外の人を合わせて70名以上の参加者が12階のCafeでワークショップを行いました。
第1回のテーマは、IPA情報処理推進機構が発行する資料「アジャイルソフトウェア開発宣言の読み解き方」を用いて、プロダクト責任者に必要なスキルセットを考えるワークショップです。
最初は「アジャイルソフトウェア開発宣言の読み解き方」を読み進めながら、アジャイルソフトウェア開発宣言とアジャイル宣言の背後にある原則を確認し、12個ある原則から1つを選んでチームを作ってワークショップを開催しました。
選択した原則を起点に、チームメンバーが持つ経験や課題点や知識をもとにプロダクト責任者に必要なスキルセットを考えていきました。
いざワークショップが始まるとチームごとに議論が進みました。
マインドマップで書き始めるチームや付箋、模造紙を使ったり使わなかったりとチームごとに特色があり、スタッフをしていた私もチームを回るのが楽しかったです。
カフェだけでは収まりきらずに、急遽別の会議室も使用しました。
熱気がすごい。
ワークショップの最後は、12チームがどういうスキルセットにたどり着いたか各々の発表を行い、情報共有しました。
各チームいろいろと議論しており全部掲載したかったのですが、個人的に気になった原則12の資料です。
私がマインド好きというのもありますが、チームの価値を毎週(定期的に)届けるというのは、1人のエンジニアとしても緊張と頭を悩ませるテーマでもあります。
終わったあとは、懇親会で他チームの気になったテーマや普段の想いを語り合っていました。
また、SHIFTのCafeエリアで勉強会やイベントが開催されていることに興味を持った方もいました。
その中で原則10「ムダ=価値を生まない、を探してヤメる」に参加した人から感想を聞きました。
チームは、企画、開発、ウォーターフォールのみの経験者といったいろんな役割の人で構成されており、話をする中でムダを捉えるアプローチがそれぞれで違って興味深かったです。
それでも、ムダをなくして作業工程を短くしようというのは全員に共通しており、向かっている先は同じでした。
その中で重要なプロセスとして話題になったのが「ふりかえり」でした。
ウォーターフォール経験者はそもそも振り返るタイミングがなくムダに気が付けるタイミングが開発プロセスにない。
というのが興味深かったです。
普段の役割とはかけ離れており、議論にはあまり参加することができなかったのですが、様々な役割の参加者の意見が刺激になりました。
チームが記載した原則を選んだ理由と今回のワークショップのふりかえりは全員分スキャンしてPDF化しています。
テーマは変わりますが、この「POStudyナイト」は今後1年続きます。
興味を持った方はぜひとも参加してみてください。