丹下さんが、☞菅原さん・清信さんに聞いてみた。(後編)

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こんにちは、広報の山路です。SHIFTで活躍するヒトを紹介する連載、「シフトビト」。前回に引き続き、丹下さんと菅原 要介さん・清信 圭太さんの鼎談をお届けします。テスト事業創業期からSHIFTで活躍するお2人が今までどのようなことを経験し、何を大事にして働いているのか?みなさん、ぜひご覧ください!


丹下 大

聞く人/丹下 大(たんげ まさる)
2005年株式会社 SHIFT を設立。2010年からソフトウェアテスト事業に舵を切った後は、今日まで爆走。2014年には東証マザーズへの上場を果たすが、その夢は終わらない。

菅原 要介

聞かれる人/菅原 要介(すがはら ようすけ)
執行役員 兼 ビジネストランフォーメーション事業本部 本部長 兼 人事本部 本部長。前職は株式会社インクス(現:SOLIZE株式会社)。SHIFTではバスケ部の他、トライアスロン部に所属するが、「最初は10mも泳げないところからスタートした」という鉄板のエピソードを持っている。Bリーグの推しは「リンク栃木ブレックス」。

清信 圭太

聞かれる人/清信 圭太(きよのぶ けいた)
2012年4月入社。前職にてWeb系企業でテストを担当していた折、菅原さんと出会いそのままSHIFTへ転職。現在はコアテクノロジービジネスユニット プリセールスグループ所属。直近では2018年卒の新卒研修も担当。情に厚く、お酒が入るとさらに熱くなる一面も。愛称は「清(キヨ)さん」。

人を巻き込むためには、まず自分の殻を破るのが大事

丹下 大

2人から見て、当時のSHIFTを振り返るとどうなの?なんかエピソードとか。

清信 圭太

2012年の4月に入社したので、社員が当時30人、マイスターは60人とかそのくらいのときに入社したわけなんですが、当時のSHIFTはなんかこう、あまりテストのことを知らない中でもみんなが同じ方向を向いているなっていう感じがすごくありましたね。あ、この会社はベンチャーなんだっていう感覚が、僕にはすごく心地良かったです。

丹下 大

その頃はテストについて、SHIFTは今ほどプロじゃなかったっていうのは本当だからね。なるほどね。じゃあ次行こうか。「人を巻き込むために大事なこと、必要な文化とは」?

清信 圭太

あ、これ僕喋ります!

菅原 要介

ずっと喋ってるじゃん(笑)。

清信 圭太

喋るの好きなんですよ。AQD(※Advanced Quality Divisionのこと。現在のコアテクノロジービジネスユニットと、エンタープライズ統轄部の一部の前身になるような組織)時代、あまりチームが上手くいってなかったんです。ディビジョン長(※現在で言うところのBU長)がずっと福岡に行っていて月曜しか東京に来れない状態だったんですよね。しかも、月曜日に東京に来ても経営会議などの打ち合わせが入っていて、ほとんど僕らは相談できる時間が無いような状態。ずっとチームが合意形成できずにバラバラになっていて、これはまずいということで、あるときAQDのメンバーをみんな集めて「今課題に感じていることは?」っていうアンケートを取ったんです。かなり辛辣な意見もあったんですけど、そこではじめてみんなで腹を割って話したんですよね。もちろん、ディビジョン長や僕も含めて。そこでチームとしての団結力が高まったのを感じてます。だから人を巻き込むためには、まず自分の殻を破るというのはすごく大事だなって思っています。

丹下 大

おお、いい話。どんどん行こう。必要な文化については菅原に聞こうか。

菅原 要介

必要な文化、ですか。(清信さんをみながら)……これ、事前の打ち合わせであったっけ?

清信 圭太

ありましたよ。次行きましょう次(笑)。いやでも僕はSHIFTの文化っていうのはクレドのことだと思うんですよ。僕がSHIFTに入社した理由もクレドが一番で。僕はSHIFTのクレドを最も体現しているのが、菅原さんだと思っているからこそ、入社したというか。サラリーマンって結構つらいこともあるじゃないですか。でもそんな中でも、ずっとニコニコ笑って仕事をしているっていうのが僕には真似できないな、すげーなって思うんですよね。

−SHIFTのクレド−
1. ふてくされない、素直に受け入れる
2. できないとは言わない、できると言った後にどうやるかを考える
3. 我々はビジネスの世界におけるアスリートである、脳で汗をかけ
4. 楽しいと思えることを提案し、自ら仕事を創りだす
5. つらいときこそ、笑顔

咀嚼して、自分なりの解釈を持って仕事に臨んでほしい

丹下 大

清さんは菅原がクレドを体現していると思う?

清信 圭太

絶対的に、体現していると思いますね。例えば1つ目、「ふてくれさない、素直に受け入れる」。僕は腹落ちしないことがあると結構すぐふてくされるんですけど、菅原さんはそこをちゃんと腹落ちするまで説明してくれるんですよ。2つ目の「できないとは言わない」というものも、できないことって1人だと山ほどあるんですよね。でもできないと言ってしまったらそれまでで、どうやったらできるんだろうというところまでちゃんと伝えてくれるのが菅原さんだったんですよね。実際、僕は菅原さんがあのお客様のところに来るまで月に最大4~5案件みるのが精一杯だったんですが、菅原さんが入ってきてくれたことによって月に最大17案件もみれるようになったんですよ。「できる」ようになったんですよね。

丹下 大

すごいね!

清信 圭太

はい。菅原さん本人は自分が何か手を動かすわけではないし、たまに声をかけたりヒントをくれたりするだけだったんですけど、それだけなのに僕をここまで動かしてくれる人ってすごいなって心から思ったんですよね。僕もこんな風になりたいなあと。ちょっと僕、喋りすぎですかね?

丹下 大

いいのいいの。続けて。

清信 圭太

僕が一番できないのが、5つ目の「つらいときこそ笑顔」なんです。つらいときはつらいし、しんどいときはしんどいんですよ。でもすぐ隣で、ニコニコ笑ってくれる菅原さんがいたからこそ、リラックスできるし余裕もできたし。

丹下 大

素直な感想だね。菅原は?

菅原 要介

僕は2つ目の「できないと言わない」っていうのは、SHIFTで仕事をしていたら自然にできるようになっていったという感覚がありますね。うちの父親もよく「要介、何かをやろうと思っているんだったらまずは目標を言え。それを周りに宣言しろ。宣言したらやるしかなくなるからそれから頑張ればいいんだ」と言っていたんですが、ああ、こういうことかと思いました。

丹下 大

普通だなー(笑)。はい、じゃあもうクレドについてはこんな感じでいいかな?喋り足りないこととかある?

清信 圭太

はい!改めてみなさんに伝えたいんですが、クレドって本当に大事ですからね。みなさんがどんな風に思っているかわからないですけど、クレドの文面このまま文字通り受け取ったらSHIFTはただのブラック企業ですから。そうじゃなくて、ちゃんと咀嚼して自分なりの解釈を持って仕事に臨むと次へのステップのヒントになることも多いので、一度、ちゃんと考えてみてほしいなと。

丹下 大

うんうん。僕は4つ目の「楽しいと思えることを提案し、自ら仕事を創りだす」っていうのが好きなんだよね。毎日満員電車に揺られて仕事に向かって。他にも働いているとつらいことも多いでしょ。そんな社会で、どんな風に楽しく生きるのか?面白くない仕事も「もしかしたらこっちからアプローチしたら面白いかな?」とか、自分の中で創意工夫するっていうのは大事だなって思ってるよ。じゃあ時間もあと少しだし、次に行こうか。事前に2人に聞きたいことについてアンケートを取っているから、いくつか答えてもらいましょう。最初は「これは楽しかった!わくわくしたという仕事」について。

清信 圭太

僕はAQD時代に、福岡テストセンターのセンター長の梅谷さんと仕事をしたことですね。福岡と東京という遠隔である中、いろいろな案件だったり見積だったりを相談しながら進めていたのですが、ある日、1~2週間だけの実行案件と言うことで福岡から梅谷さんを招集したんです。直接会って一緒に案件を担当することがそれまで無かったので、実際に一緒に顔を突き合わせて仕事ができたということ自体も楽しかったのですが、それ以上に「この人とならどんな案件でも乗り切れる」という人と一緒にする仕事はこんなに楽しいものなんだと思いましたね。

会社が大きくなると、今の自分では不十分かもしれない

丹下 大

素晴らしい。じゃあ次!「入社歴の長いお2人が現在までSHIFTで頑張れるモチベーションは」?

清信 圭太

はーい!僕が答えます。

菅原 要介

今日は本当に清信スペシャルだな(笑)。全部清さんかよ!

清信 圭太

僕はSHIFTに入ってから6年になるんですけど、会社がどんどん大きくなっていくのでインプットもアウトプットも多くなっていきますし、自分自身の成長の限界を感じることが無いんですよね。これがモチベーションです!

丹下 大

なるほどね。たしかにそれはSHIFTならではって感じかもしれないね。じゃあ最後に2人からメッセージをもらおうかな。菅原あんまり喋ってないけど、普段いっぱい喋ってるからいいでしょ(笑)。

菅原 要介

そうですね(笑)。じゃあ最後にメッセージだけ。今日クレドの話があったと思うんですが、僕もSHIFTのクレドが大好きで。なんでかと言うと、このクレドを体現すると自分の殻が破れるな・自分自身が成長できるな、と思っているんです。SHIFTはこれからもどんどん成長していく会社です。僕も今執行役員としてビジネストランスフォーメーション本部と人事本部全体を見させてもらっていますが、SHIFTがもっと大きくなったときには今の自分自身の器では不十分かもしれない。僕自身もこのクレドを体現することでより成長していきたいと思っていますので、みなさんぜひ一緒にチャレンジしていきましょう。

清信 圭太

僕からも一言。仲間を作ってください。自分に部下ができると、なかなか愚痴とか弱音とか言えないなあと思うと思います。でも、だからこそ自分が素直になれたり本音を話せたりする環境やチームを作ってほしいなと。信頼できて、「この人とならつらいことでも乗り切れる」と思える仲間を4~5人見つけてほしいなと思ってます。

丹下 大

ありがとう!いやー、今日はちょっとまた今までと違った回だったかもしれないけれど、面白かったね!2人とも、これからもよろしくね。

※プロフィールの所属部署名などはインタビュー時点のものです

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