こんにちは、広報の山路です。SHIFTで活躍するヒトを紹介する連載、「シフトビト」。今回は丹下さんと菅原 要介さん・清信 圭太さんの鼎談を前編・後編にわけてお届けします。テスト事業創業期からSHIFTで活躍するお2人が今までどのようなことを経験し、何を大事にして働いているのか?みなさん、ぜひご覧ください!
テストなんてやったことが無かった。でも、チャンスだと思った
はい。清さんの紹介なんですが、出会いはとあるWeb系企業様の案件に、あるテスト会社経由で参画していたところを僕がSHIFTとして訪問したときに見つけたのが最初で。一目惚れしたんですよ。そこからまあ、いろいろ口説いてSHIFTに入社してもらったという感じですね。
どういう紹介されるかな~って期待してたんですが、あんまり面白くなかった(笑)。
思ったより清さんのこと知らなかったね(笑)。
じゃあ僕の方から菅原さんを紹介しますね。大前提として、僕は菅原さんのことをめちゃくちゃリスペクトしています。たまに人の不幸話が大好物なんじゃないかなってくらい、凹んだ話をするとすごく笑われるようなこともあるんですけど、それも「お前はもうそういうつらいことを過去のことにできているんだよな」って言ってくれてるのかなとか、そういう行動をあえてやってるんじゃないかなって思うんですよね。だから近しい人からは「腹黒い」とか言われるんだと思うんですけど(笑)。とにかく、リスペクトしてます。
(笑)。
どれくらいリスペクトしてるかって言うと、何年か前、SHIFTの従業員が少しずつ増えてきたなというときに、「1人1人の顔と名前が一致しなくなってきたから個人面談をしよう」って話が丹下さんからあったんですね。その時に「清信くんはどうしてSHIFTに来たの?」って言われて、素直に「僕は菅原さんに憧れて来ました」って言うくらいです。「丹下さんじゃないんです」って、余計な一言も言った記憶があります(笑)。
(笑)。はい、じゃあ早速トークテーマに入っていきますよ。「テスト事業創業期~“正反対な”2人の出会いと、当時のSHIFTについて~」!“正反対”って何?腹黒の菅原と、腹白の清さんってこと?
僕は同じだと思ってるんですけどね(笑)。出会いから話をしていいですか?
いいよー。
僕は2008年から、コンサルタントとして3年間くらい大手電気機器メーカーに行っていたのですが、2011年にSHIFTがソフトウェアテスト事業に舵を切るとなってすぐに本社に戻ってきたんですよ。
そうそう、SHIFTに入って3年間、本社には来ないっていう生活だったね。
はい(笑)。入社当日は「入社式とかあるのかなー」って思ってたんですけど、入社したその日に「菅原くん、(担当になるお客様先は)品川だから」って言われて。で、あっと言う間に3年が過ぎて本社に戻ってきた2011年、テストコンサルタントとして入った最初の案件がそのWeb系企業様の案件だったんです。そのころ僕はテストなんてまだまだ知識が無かったんですが、これはチャンスだと思ったんですね。
そうだったねー。
そのお客様はもともと丹下さんと先方の社長さんとの社長同士のつながりでお仕事をいただいたのですが、当時作っていたプロダクトの品質があまり良くなくて。これをなんとかしてくれっていうミッションだったんですよね。もちろん、最初はSHIFTの中でもすでにテスト事業を担当していた他の人が担当するという話もあったのですが、「菅原行ってこい」と言われて。当時なぜ僕のことをアサインしてくれたかはわからないのですが、そんなこんなでテストのことをほとんど知らないまま「テストのコンサルタント」として向かったわけです。
僕も負けていられないなと、そんな風に思っていました
いやー、そうだったねえ。で、清さんとの出会いの話は?
あ。そうでしたね!そんな感じで僕がそのお客様のオフィスに訪問した初日に、清さんがいたんですよ。当時は徹夜も普通にあるような環境で、大変だったんだよね。
はい。当時は酷いと3日連続徹夜とか、そんな感じで。そんな環境でずっと働いていたんですけど、ある日「SHIFTっていうスーパーエースが来るぞ」っていう話が出まして。すごく僕の中では緊張感がありましたね。
本当にそういう紹介だったの?
そうですよ!
期待値が高く、僕もすごく緊張しました。
当時僕は、今のSHIFTでいうBP(ビジネスパートナー・業務委託)のさらに2次請けみたいな会社からその会社にオンサイトで入っていたんですが、「SHIFTで今後このお客様のテスト案件は全部巻き取ります」と言われたわけですよ。そういう中で……菅原さん、さっき「全然分かってなかった」って言ってたんですけど、実際話を聞いていると「なんとなく分かってる」んですよ。僕はいつも菅原さんをお昼休憩に誘ってたんですけど、休憩のたびに一生懸命電話していて。「今からテスト設計レビューっていうのをやるんだけど、“観点”って何?」って話を本社の人に聞いてるんですね。そんな姿も見かけたんですけど、いざテスト設計レビュー本番になるとそれなりにわかってる風なんです(笑)。それに「スーパーエース」って聞いていたのもあって、僕も負けていられないなと、当時はそんな風に思っていました。一方で、僕の中で、危機意識はありましたね。実際、一緒に入っていたメンバーはどんどん辞めてしまって、結局残ったのは僕だけになってしまいました。
この人と一緒に仕事がしたいなって思ってしまった
すごいね、そんな感じだったんだね。
はい。1人になってしまった後、僕はもともと開発畑だったので、開発の現場に戻ろうかなと思っていたんですよね。そんな風に考えていたのに、何を思ったのか菅原さんがSHIFTメンバーのチャットにどんどん僕を追加するんですよ。で、僕がSHIFTのマイスターさんにあれこれ教えるっていう不思議なことが起きていて(笑)。当時のマイスターさんは僕のことをすでにSHIFTの人だと思ってたんじゃないでしょうか。
外堀から埋める、っていう。
あー、そういうタイプなんだね。菅原やらしいね。
ですねー。2012年の3月くらいには僕はお客様の担当者の方に「僕、もう抜けます」という話をしたんですが、そしたら菅原さんが「ちょっと待て」と。そのまま当時SHIFTの本社があった赤坂のツインタワーに連れていかれて、本社の人と面談が始まったんですよ(笑)。「菅原が良いって言うんだからSHIFTに来ちゃいなよ」って。僕は入社してから6年経ってもSHIFTのクレドの2/3も真っ当に体現できていない人間だと自分では思うんですが、菅原さんってこれがすごく体現できている人だと思っていて。この人と一緒に仕事がしたいなって思ってしまったんですよね。……にも関わらず、僕がSHIFTにジョインしてすぐ、この人はその案件からいなくなったんですけどね!
でも、当時言ってたよ?
は?
「僕はこのままここには居られないんです」って。お客様に。
僕には言ってないじゃん。
言ってないか。
(笑)。
2011年の11月に入ってきて、2012年の4月にはこの案件からいなくなってますからね。僕だけ取り残されるっていう。
よく覚えてるね!
はい、それはもう。で、菅原さんと一緒に働きたいという憧れの気持ちをもってSHIFTに来たわけなんですけど、入社後しばらくして「AQD(※Advanced Quality Divisionのこと。現在のコアテクノロジービジネスユニットと、エンタープライズ統轄部の一部の前身になるような組織)でこの人と働いてみたら?」って他の人を紹介されて。また裏切られたんですよ!
裏切ってないよ(笑)!
えー、じゃあ振り返ると「2人の出会い」は清さんの片思いから始まったと。そういうことで良いですね(笑)?
はい(笑)。
(続きは後編!)
※プロフィールの所属部署名などはインタビュー時点のものです
今日はちょっといつもとやり方を変えて、他者紹介として「菅原から清さん」を、「清さんから菅原」を紹介してもらおうかな。じゃあまず菅原から!