SHIFT1000に向けたSAP事業の大きな可能性

  • facebook
  • X
  • hatena bookmark

2018年に新しくスタートしてから約2年半が経過し、人員も100名近くまで拡大してきたSAP事業。つねに「売れるサービスづくり」を思考し生み出してきた真岡に、SAP事業の可能性とこれからについて語ってもらいました。
※SAP事業にご興味をもってくださった方、応募をご検討している方はぜひご覧ください。

■真岡 プロフィール

執行役員 兼 ビジネストランスフォーメーション事業本部 エンタープライズ産業・流通統轄部 統轄部長
SHIFT入社3番手。創業時、製造業のコンサルタントをやっていた時期からいまのSHIFTをつくり上げた一人。

なぜSAPビジネスに参入したのか?

大きな背景には「日本のDXを大きく進めるチャンス」を感じたからです。

2025/2027年問題のSAP ERPの保守終了に伴うS/4HANAへの移行は、日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)に大きな影響を与えています。激しい外部環境の変化に合わせて、企業は経営状況をリアルタイムに可視化し、よりスピーディーに次の一手を打っていくことが求められます。これができなければ大小問わずにこれからの日本の企業が生き残っていくことが難しいでしょう。

また、移行に伴う膨大なリソースとコストがかかる一方で、移行に際した支援ニーズが重なることでSAPの知見があるコンサルタントが不足し、品質の低下やスケジュールの遅延に繋がるなどリスクも多くあります。
SAPパートナー企業は大手企業が多く、受け入れることのできる仕事の領域も限られているなど、さまざまな課題はありますが、裏を返せば「日本のDXを大きく進めるチャンス」とも捉えており、SHIFTとしてSAPマーケットの可能性を見出し、事業をスタートさせていきました。

2018年にはじめてSAPの仕事をいただく機会がありました。当時SAPのコンサルタントは1人もいなかったので最初はかなり苦労しましたが、SAPの領域であっても「作業と判断を分離する」というSHIFTの考え方や方法論は通用することがわかり、この1年でかなり大きく事業を拡大することができました。

https://www.shiftinc.jp/news/news-4522/

「品質保証×SAP」を軸にビジネスを拡大

2018年にSAPビジネスをスタートさせてから、約2年半が経過し、現在は100名程の体制になりました。
今後さらにSAP関連ビジネスをスケールさせていくことを目指しています。SAPはもちろん、SAPの周辺ツールを使った効率化やDX化事業にいっそう注力し、多くの領域へビジネスを広げていきたいと考えています。

例えば、SAPのなかでもS/4HANA Cloudというサービスがありますが、今後ERPもクラウド化を進めていくにあたり、S/4HANA Cloudを扱える企業を目指すことには大きな可能性があると思っています。

また、弊社ではプレスリリースでも発表している通りM&Aも強力に進めていて、9月には Oracle EBS を強みとしている「ホープス」という企業がグループに参画しました。そのようなまだ誰も手をつけておらず、将来性がありそうなクラウド領域においても導入から含めてやっていきたいですね。

SHIFTのグループ企業では他にも「Airitech」という会社があり、「Airitech」が導入支援を行なっているプロセスマイニングツール Celonis Intelligent Business Cloudというものがあります。

これはSAPからスピンアウトしてできた Celonis社が提供するツールで、SAPとの親和性が非常に高く、ERPを刷新するときにどこでどれくらい業務の流量があり、どういうプロセスが多いのかといったことをすべて可視化することができます。この技術は日本でもトップクラスを誇っています。

こういった大きな可能性を秘めた技術で、他の企業ではなかなか手を出すことができていない領域にも、SHIFTはグループをあげてビジネスを拡大しています。

SHIFT1000に向けて「売れるサービスづくり」を推進

弊社ではいままで「SHIFT 300」ということでずっと売上300億円を目指してきました。そしてこの次は「SHIFT 1000」で売上1,000億円を目指していくことを考えると「売れるサービスづくり」を積極的に推進していくことが必要と考えています。
「いかにお客様が次のビジネスにできるチャンスをつくれるか」ということを目的に、「売れるサービスづくり」のひとつとして、素早くプロトタイプを試作し、ビジネス化していくことに取り組んでいますが、SAP関連ビジネスはまさにそれを体現した事業です。

まずは品質保証とテストで、DX化の縁の下の力持ち的な部分で弊社の強みをしっかりと活かしてSAPのマーケットにしっかり貢献をしていくこと。そして、SAPのプレーヤーが限られているなかで、まだ誰も手をつけていない新しい領域のビジネスを生み出すことにも挑戦していきたいです。

ERPの領域もそうですが、クラウド関連やアナリティクス系などまだそんなに注目されていないけれど、面白いことができそうな領域が数多くあるので、それらを全部合わせて「SHIFT 1000」を達成するときにはSAP事業の売上が100億円を超えていたいと思っています。

新しいサービスづくりや事業づくりをやっていきたいと考えられている方はきっとたくさんいらっしゃると思いますが、先ほどお伝えしたように弊社ではいま「売れるサービスづくり」に注力していますので、コンサルタントの方をはじめ多くの方に興味をおもちいただく場面が増えております。

採用活動をしている際に、大手企業に勤務している候補者の方など実際に何人かとお話をさせていただきましたが、クイックにアイデアを具現化してそれをビジネスにしていける環境は思いのほか多くないようです。

その点、SHIFTではとにかくスピード命でやっていて、かつ規模の大小を問わずさまざまな案件に取り組んでいますから、この環境は他社ではなかなか味わうことのできない魅力だと思いますね。

SAP事業にご興味をもっていただいた方へ

候補者の方とお会いしたときには「新しいSAPに関わるビジネスを一緒につくっていきましょう」ということをよくお伝えさせていただいています。

いままでのSAPコンサルタントというキャリアのつくり方もできますが、それ以外にも選択肢が広がっているのでそういうところを楽しんでいただけるような方であれば、数多くのことにチャレンジいただけるはずです。

どちらかというと現在されていることの延長で「スピード感をもっていろいろ変えていきたい」と思われている方と一緒にお仕事をさせていただけると楽しいと思っています。

日本のIT業界を見渡してみると、自社サービスや自社プラットフォームをもっている企業は別にして、ソリューション企業でこれだけ伸びている会社は他にないと思うんです。

コロナ禍の影響がないといえば嘘になりますが、着々と成長しつづけています。お客様の事情によりプロジェクトのスタートが遅延になったりすることもありますが、だからこそ次の提案をするようにし、支援の幅を広げてきました。働き方も、SAP領域に関しては一時期100%近くまでリモートワークを実施していました。オンラインでのコミュニケーションも活発に行っているので、実際に入社いただく方にとっては働きやすい環境が整っていると思います。

実際に3年前の私には、いまのようなSHIFTの姿をまったくといっていいほど想像できませんでしたが、それくらいSHIFTはどんどん新しいことに取り組んでいます。
社長の丹下も「そうしないと成長が止まってしまう」というように、いい意味で期待を裏切られてきたともいえますし、やはり会社自身がずっと伸びている環境で働けることはとても恵まれていると感じます。

もちろん変化が激しい分、厳しい側面もあり、ずっと同じことをやっていたい方は大変だと思いますが、それだけ成長の機会があり、きっと何か楽しめることがあるはずです。

SAP領域に限らず、SHIFTではどんどん変化して新しいことに取り組むのが日常となっているので、変化を受容するだけでなく自分から変化を起こしていきたい方がいましたら、ぜひ一緒にお仕事をさせていただきたいです。

株式会社SHIFTでは、SAPコンサルタントを募集しております。
ご興味のある方はぜひ、ご連絡ください。

>>>【その常識、変えてみせる。】SAP業界を変革するコンサルタントを募集

この記事をかいた人はこちら