みなさん、こんにちは!
技術推進部のRPA推進グループの深井と申します。
今回は、先日SHIFTを会場として開催されたRPA×HRの勉強会「RPA Community HR vol.2」に参加したレポートをお届けします。
「RPA Community HR vol.2」は、RPA業界初のユーザー主体コミュニティ「RPA Community」が運営するスピンオフイベントで、RPAの中でもHR領域での活用に特化して「RPAの力でHRを変える」をテーマとしています。
早速ですが、これがその日の最後に参加者全員で撮った集合写真です!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
7月11日(木)
RPA Community HR vol.2
主催:RPA Community より Mitz さん
主催者の方のレポートがこちらです。
【Community Report】RPA Community HR支部 vol.2 2019/7/11開催
ぜひあわせてご覧ください!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
会場はSHIFT本社内12Fカフェ。弊社自慢のリラクゼーションスペースです。平日の遅い時間にもかかわらず、さまざまな企業から100人以上の参加者が集まり、業界全体のRPAに対する高い興味が伺えました。”RPA推進”グループに籍を置いている身としては大変元気の出る光景です!
SHIFTからは人事本部の中園さんが登壇されました。
SHIFTでは、金融機関や企業のサービスのRPA化やそれに関わるコンサルティングなど、RPAを用いた業務改善サービスを提供しています。
もちろん、年間1,000人ものメンバーを採用し、今や3,000名を優に超える組織になったSHIFTでは、バックオフィスでも人事、総務、経理の各部署においてRPAの力を借りて業務効率化を図っています。
しかし、その一方で人事領域にはRPA以外にも、まだやれていないこと/やりたいことなど、課題がたくさんあるといった現状であり、それらを『人事をなくしたい』『人事の常識を変えてみせる』といった印象的なテーマを交えてトークされました。
ところで、RPAと聞いてみなさんはピンとこられるでしょうか?
「たまに聞くけど……何のことかは知らない」
「前に何の略かは調べた! ……でも忘れちゃった」
「そもそも聞いたことがない……」
そんな方も多いかと思います。
RPA(Robotic Process Automation) とは、ロボットが定型作業を代行してくれる概念あるいは技術全般のことを指します。具体的には、決まった作業を自動化してくれるソフトウェアやツールの導入を行う取組みが多いです。
性質的には他の自動化ツールやマクロとかなり近いのですが、RPAの強みは「さまざまなアプリケーションを広く扱える」ことです。
例えば、とあるExcel表から該当者を探し出してメールアドレスを取得、その後メールアプリを立ち上げてアドレスを入力して定型文を送信する……
例えば、PDF帳票データから記入者や記入内容など各データを取得、CSVファイルを作成し所定の場所へ保存、そのファイルをデータベースへ送信する……
ただ検索・抽出したり、ただ入出力したりするだけでなく、あたかも人が行っているかのように複数のアプリを使いこなしてくれるのがRPA、ロボットと呼ばれる所以です。
今回のテーマであるHR(Human Resource)領域もRPAの得意分野とのことで、大活躍の事例がいくつも登壇で発表されていました。
年末調整の自動化、求人集計業務の自動化、データベースの更新におけるデータ移行の自動化……など。例えば求人集計業務では 月に400~500時間の労働時間削減 が可能になったと聞けばその威力が実感できるかと思います。
逆に携帯ショップの事例ではRPAを行わない自動化について挙げられており、必ずしもRPAは必要ない、とも(!)
また帳票認識のAI-OCRとの連携を取り上げて登壇される方もいらっしゃいました。まさにRPAの専門家だからこそできるお話です。こんなお話まで聞けたのは大きな収穫でした。
そして、登壇者が口を揃えて言っていたのが「本当にやりたいことへ時間を割くためにRPAを使っていくべきだ」という言葉です。
何千、何万件もの手作業をこなすのは人間にはしんどいです。しかもそれが毎年、毎月、毎日ときたらなおさらです。RPAはそれが得意です。人よりも速く正確にこなすことができます。
ただRPAにも苦手なところがあります。業務をしっかり把握してロボットに指示を出してあげるのは人間にしかできないことです。
そんな内容をこの勉強会で学ばせていただきました!
量の多い定型作業はロボットに任せて、作り出した時間で人はさらなる業務改善を目指したり新しいビジネスをはじめたり……とお互いの得意分野で役割分担をして高いパフォーマンスを発揮していくビジョンはとても魅力的に見えます!
SHIFTもテスト事業を行っている根幹には、開発工程とテスト工程でそれぞれスペシャリストが役割分担をしてスマートな社会を目指していくという考え方があり、RPAの持つビジョンとも通じているように思っています!
この記事を読んで興味の湧いた方は、ぜひこちらから次回の勉強会に参加されてみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!