SHIFTメンバーのみなさま、お疲れ様です。ヒンシツ大学室の佐相です。
今回は2018年10月にヒンシツ大学の講師となりました藤原さんが、講師デビューを迎えるにあたり、社内メンバーに対するプレ講座を実施した様子をご紹介させていただきます!!
今後SHIFTのサービスを世の中に伝えるエバンジェリスト(伝道師)としての「期待値」を感じ取ってもらえれば嬉しいです。また、ヒンシツ大学が取り組んでいる「効果的な学習環境」についても少しご紹介させていただければと思います。
ヒンシツ大学とは
ヒンシツ大学はお客様に対して、SHIFTの経験豊富な講師が講座形式で教育を行わせていただくサービスです。
テストをSHIFTにご発注いただいていたお客様の「SHIFTの品質管理を社内にもっと広めたい!」「SHIFTの品質管理の概念を社内の共通言語にしたい!」といったお声にお応えするべく、“ヒンシツ大学”は生まれました。
・テスト手法の属人化を排除したい
・ベンダーが作成した成果物を正しくレビューできるようになりたい
・企画、開発担当でも上流工程から品質に対する意識を高めたい
こうしたお客様の声に対し、品質の重要性やSHIFTの価値を高める活動をエバンジェリストとして世の中に伝えていくのがヒンシツ大学の使命です。ぜひ、上記のような課題をお持ちの方がいらっしゃいましたら、私たちヒンシツ大学にご連絡いただけますと幸いです。
今回のプレ講座について
「テスト設計(機能テスト)~効率的に漏れの無いテスト設計手法を習得~」
今回は「機能テスト」で起こりがちな問題に対する対策について、講義しました。良いテスト設計をするために必要なことを、個人演習&グループ演習を通じてお伝えしました。
今回の講師/藤原 考功
官公庁の業務システム等の保守開発を担当し、Java、Oracle、VBAなど幅広く、要件定義から保守・運用までの開発工程全般を経験。2017年SHIFTに参画。テスト業務一連のマネジメントおよび、お客様先に常駐しての品質改善コンサルティングサービスを提供。ソフトウェア品質に課題を感じ、最新の品質(テスト)について学習。その学んだ知見を活かして学習ボランティアも務め、真のエバンジェリストとしてQAエンジニアの普及に貢献。その後ヒン大講師として、ソフトウェア品質の重要性を世の中に広めていく役割を担う。「JSTQB Advanced テストマネージャー」資格保持者。
<講座の様子>テスト現場の「お悩みあるある」に対する解決策を説明しています
プレ講座とはいえ講師も生徒も真剣です
ソフトウェアテストに関する書籍(左)とテスト観点の説明をしている藤原さん(右)
■番外:効果的な学習環境■
さて、問題です。
学習効果を最大限高めるには、どのような環境が良いのでしょうか?
答えは……。
安心して受講できる環境です。
テキストに不備があったり、講師の言動が気になったり、眠気が酷かったり何かに気を取られたり、いつ当てられるか気が気じゃない環境だったり。そんな不安要素があったりすると、脳が委縮して効果的に学ぶことができません。
そのため、ヒンシツ大学では受講者の方にストレスなく受講いただけるように、さまざまな工夫をしています。
< 効果的な学習のためのヒンシツ大学での取り組みの一部 >
(1)講師が受講者に発言を求める際の、ハードルを下げる努力
(2)お菓子を用意して自由に飲食できる環境づくり
(3)休憩中に音楽を流してリラックス
(4)座学が続かないよう、演習を効果的に混ぜる
(5)否定しない、失敗しても許される雰囲気づくり
(6)自尊心を傷つけないフィードバック手法
(7)全員を巻き込む参加型講座の実現
(8)座学→課題→個人演習→グループ演習→発表のルーティン
(9)受講後に役立つ勉強方法や書籍の紹介
(10)何かをつかんで帰ってもらいたいという講師の熱意 などなど……。
また講師の動作や話し方にもテクニックが必要なので、姿勢や立ち方、ジェスチャーはもちろん、歩き方やアイコンタクトまで意識し、話し方は強弱や緩急、間の取り方、沈黙まで意識して講義しています。講座テキストの素晴らしさや講師の知識力も重要な要素ではありますが、上記のようなコンセプト、企画、講座の流れ、講師スキルを標準化することで、安定した教育品質が提供できる。
これがヒンシツ大学の強みです!!
もっともっと書きたいことはありますが、今回はここまでにしておきます!